9月2日

「自分だけが一足飛びで成長しても、お客さんはついてこれないと思いますよ」
この言葉は、私が此方に移転した2007年3月に、尊敬する珈琲店のマスターから頂いたメールの件一部分です。
珈琲屋の出来る作業は地味で、一歩づつコツコツと歩む事しか出来ません。日々クリカエシクリカエス。
当時、このメールを頂いた時に「一足飛びなんて到底不可…」と思っていました。

先日、この意味を知らされました。

今年はリードミルを3段にパワーアップ。井上様からも技術指導をいただき、理想の味に近づく事ができました。
勿論、到達点には至りませんが、その裾野には行けたと感じています。実際にカップ(店内での飲食)とコーヒー豆の売り上げ比率にも変化が現れ、豆の焙煎量も徐々に増えておりました。
過去の自分が技術不足で改良できなかったところは胃を痛めるほど理解しています。その部分もクリアできる道筋が見え、焙煎による精神的負担がかなり軽減されておりました。私は技術者の端くれです。考え方として「過去よりも今」と常に思っております。この改善から、後は時間をかけて練り上げていくところまでは行けたかな?と考えております。

しかし、この今年に入ってからの変化が所謂「一足飛び」だったようです。

とあるコーヒー豆の卸先から「次回から取り扱わない」と手紙をいただきました。書いている内容を真摯に受け止めつつも、ピントが少しずれている(別の業者が介入している様子が伝わる)ので、今回の事が切掛で、以前より考えていたのだなという自己結論に至りました。

ショックでしたけど、まぁ、あまり気にしてません。だからと言って戻す気なんてサラサラないですから。
確実に今の方が購入者のコストパフォーマンスも上がっていますし、当然味も気に入ってますから。
それにしてもいい勉強をさせて頂きました。感謝。