珈琲と健康:1

医食同源・・医療も食事も健康保持に重要で、その源は同じであるということ。珈琲は世界の日常的飲み物として私たちのすぐ側にあります。常習性のあるこの飲み物はしばし議論の対象になります。「はたしてこの飲み物は体に良いのか悪いのか?」古くは14世紀からこの論争は続いています。実は近年の疫学調査の質と量を見ると珈琲ほどきちんと調査された食品は他にありません。厚労省が「特定保険用食品」通称「トクホ」を定めています。定義によるとトクホを販売するには有効性、安全性について科学的根拠を示し、国の審査及び許可を受けなければいけません。トクホの特徴ですが、普通の食品からは摂ることが難しい成分でもトクホを使えば簡単に摂れるということです。しかしトクホの有効成分は必須栄養素ではないので摂らなくても欠乏症にはなりません。つまり病気を予防するという確かな証拠は不十分というわけです。何故か?安全第一と言うのが基準となるためです。実は珈琲には病気予防効果があり、メタ解析(すべてのデータをまとめて再評価した論文)で検証されている有力な予防効果として1:2型糖尿病2:肝臓ガン3:アルコール性肝炎4:パーキンソン病があり、メタ解析はないが大いに期待できるものとして5:肥満・メタボリックシンドローム6:アルツハイマー病7:大腸ガン(女性)8:通風が上げられます。これらはすべてトクホよりも信頼性の高いデータが元になっています。珈琲成分の何がこれらの病気予防になるのか?それは今まで説明してきた成分・・カフェイン、クロロゲン酸、メイラード化合物などが関与するのです。気を付けていただきたいのは珈琲を飲めばこれらの病気が治るのではなく、予防に大いに役立つことができる。と言うことです。では説明していきましょう。まずは体にとって悪役扱いのカフェインですが、カフェインは体にとって有効成分であることが判明してきています。もともとコーヒーノキは、

2010 10月掲載