1月11日

いよいよ「モカコーヒー」への旅の始まりである。念願だったイエメンとエチオピアの地に足を踏み入ることが出来るかと思うと自然と心臓が高鳴る。
今回の旅は「日本コーヒー文化学会」主催の旅で、旅の日程およびプランは福岡、「珈琲美美」の森光さん。モカコーヒーのプロフェッショナルと同行できるなんて夢のようなチャンス。イエメン行きは10年は先だろうと思っ
ていただけに森光さんと学会員の方々との旅はかなりの刺激を頂けるだろうと思う。
22時45分、アラブ首長国連邦の首都、ドバイに向けてのフライトの始まりです。(以下、森光さんのメールより抜粋)

●旅行趣旨
コーヒーのルーツ・エチオピア、イエメン、その歴史とロマンを訪ねる旅です。そして世界一古いコーヒー栽培地を世界遺産に登録する運動を起こしましょう!

この数年、グルメ・スペシャリティコーヒーの流通でコーヒー店、家庭や職場でより上質のコーヒーが飲めるようになりました。しかしその裏には、競争で差別化をはからねばならない生産者、相場の低迷で利幅がでにくくなった中間業者、オーガニック栽培などによる安全な農産物しか売れなくなりつつあるビーンズ・ショップや喫茶店の内情が透けて見えることも事実です。我々は多収穫農法、大量消費による経済が変換期にあることに早く気が付くべきでしょう。

それは若い世代のスローフード運動の高まりにも伺われます。意図するところは「人間社会と自然との共存」をはかり「自然からの恩恵を分かち合い、足るを知り楽しむ」ということでしょうか。原点回帰するダイナミックな流れの中、コーヒーのルーツ=原産国としてのエチオピア、イエメンが再認識されつつあります。コーヒー原産地には、宗教や文化、険しい栽培条件がむしろ幸いしたかのように、元来のスタイルを守っている聖地ともいえる場所が在ります。

いつの日にか、コーヒー発祥の地カファからコーヒー発見伝説を彷彿させるタナ湖の寺院や修道院を巡り、北・西・南部の名産地を視察、首都アディスからフランコ鉄道でハラールへ。奥地の産地を廻り、ディレダワで精製工場を見学、それから輸出港ディブチにぬけ、紅海をわたりイエメンのアデンにはいる。そしてモカ港を訪ね、北上しホディダ港を見学、西部山岳地方の産地を巡り、首都サナアに至る、風土や宗教、コーヒー飲用文化の違いを楽しむ「モカ・コーヒーの道」を切望したいところです。

今回、魅力のエチオピアでは本場のコーヒー・セレモニーなどを体験し、ハラール州の奥地、ガラムラタ山南斜面にある、現存するおそらく世界最古のコーヒー栽培地=ジェルジェルツー村を訪ねる予定です。そこはコーヒーの世界遺産に登録するにふさわしい場所、いつまでもこのまま保存して欲しい!と願わずにいられないでしょう。

イエメンでは、まず首都サナアのコーヒー卸市場やマタリの産地=バニー・マタル。マナハの集荷場やコーヒー市、また輸出港アル・ホデイダ。そしてコーヒーに携わる者のメッカ=モカ港を訪問します。コーヒー通をうならせること請け合いです。

この旅で、最古のコーヒー栽培地を目の当たりにすることで、世界遺産に登録する運動が起こり、日本コーヒー文化学会から世界に向け発信される。その契機になればと企画いたしました。

「モカ・コーヒーの道」ツアー:日本コーヒー文化学会
協力:社団法人 日本エチオピア協会:日本・イエメン友好協会:イブラヒム・モカの会